住友不動産の公式サイト
interview My Style My Life 〜私らしい暮らし方〜
Vol.11俳優・エッセイスト黒田福美さん終の住処を見つけました「母のそばで暮らしたくて

 日本や韓国で女優として活躍なさっている黒田福美さん。数年前から、お母様が1人で暮らしているご実家近くのマンションにお住まいです。しかし、その前は、何年もご実家とは離れた場所に住んでいらっしゃいました。「実家のあるあたりは都内ですが、俳優としてやっていくために不便だと思っていました。というのも、スタジオが遠いし、テレビ局にも行きにくかったからです」

 それでもお母様のことを考え、実家近くに戻られました。
「八十歳を過ぎても母は元気。でも、何かあったときと考えたら、 母の近くに住みたくなっちゃって。家を持つのは、人生の最後の最後でいいと思っていたので、実家近くで賃貸のマンションを探しました。もっと年をとった ら、海の近くとか自然がある田舎もいいと思っていたんですが、暮らしてみると『ここって、いいところじゃない?』と思いはじめました」

 ご実家の近くは、都内でもまだ、自然がたくさん残っている場所。最近は、早朝の散歩も黒田さんの日課のひとつになっています。 「近所には由緒ある神社やお寺、大きな公園もある。朝のお坊さんの営み、ウォーキングをしている人や犬と散歩している人もおだやかで、なんていいところなんだろうって、しみじみ感じます。若い頃では分からなかったこの土地の魅力ですね」

 最近、ドラマや映画はスタジオでの撮影が少なくなり、東京の近郊や都内のあちこちで撮影することが多くなりました。また、昔は電車を使っていた黒田さんですが、ご自分で車を運転するようになり、都心から少し離れていても思ったほど不便を感じなかったそうです。 「そんな時に、マンションの広告を見つけたんですよ。住んでいるマンションの別棟がリノベーション(改修)をして売り出されていました。部屋を仲介してくださった不動産屋さんに聞いてみると、『じゃあ、見てみます?』ということになって」

 その後、近所の一戸建や他のマンションもご覧になったようですが、最初に見た部屋を購入することに決めたそうです。

PROFILE 【Fukumi Kuroda】

東京都出身。映画・テレビドラマなどで俳優として活躍する一方、芸能界きっての韓国通として知られる。テレビコメンテーターや日韓関連のイベントにも数多く出演、講演活動なども活発におこなっている。
黒田福美ブログ http://ameblo.jp/kuroda-fukumi/

住民同士が信頼し合っている

 実は、そのマンションというのは、住友不動産の物件でした。管理面やマンションのコミュニティー、ロケーション、部屋の間取り等、黒田さんは『自分のニーズにぴったりのマンション』と大満足。 「大規模なマンションなのですが、住んでみると全体がひとつの村という感じです。コミュニティーがしっかりしていて、交流会や防災訓練がある。住人同士が信頼し合っているのが感じられるんですよ」

 お母様は今もお一人でご実家に住んでいらっしゃいますが、黒田さんは将来のことも見据えて、今の部屋に決めたそうです。「母は『一緒には住まない』といっていますが、母がその気になっ た時のために、日当りの良い場所にある畳敷きの和室を空けてあります。母の部屋と私の書斎・寝室が離れているから、二人で住んでも音とか気にならないと思 います。それにここなら母は近くに知り合いもいるし、病院もかかりつけに行ける。買い物をするにも大きなスーパーが近いし、駅やバス停も近い。八十過ぎの 母とこれから老境に向かう私にとって、理想的な場所が見つかりました」

 ここが『終の住処』という黒田さん。引越の荷物の片付け方も、黒田さんの生き方に共通するところがあるようです。「あるお坊さんの本を読んでいたら、その方は本でさえも始末する のだそうです。新しい考えは古いものを捨てなければ入ってこない。だから、本も十分に自分が会得したと思ったら処分すると。私もそうでありたいですね。母 の生活の仕方を見ていると、『私が最後におまえに見せるのは、私がどうやって死ぬかだよ』といっているような気がします。『福美に迷惑にならないように』 と、どんどん捨てている。私も見習って始末しながら、片付けています」

 素敵なお母様の背中を見ながら、いろいろなことをお考えの黒田さん。最近は著述の仕事も多いとのこと。これからのご活躍を期待しています。

1. 思いでの写真と小物たち 2. 白磁の壷 3. 韓国の箪笥

※掲載の情報は、住友不動産建物サービスのマンション生活情報誌「ふれあい」77号(2013年3月発行)に掲載された記事を転載したものです。