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マンション VS 戸建て

[ 立地・利便性 ]

もともとマンションは、コンパクトで効率的な住宅として、通勤やショッピングなどの利便性に優れた駅の近くに建設されることが多く、一方、戸建ては静かで落ち着いた環境を求めて建設されることが多いという特徴が挙げられます。利便性などの立地の良さを優先するならマンション、環境を優先するなら戸建てがお薦めです。


[ 設備・仕様 ]

新築物件であれば、住戸内の設備については、マンションと戸建てで大きな差はありません。
しかし、キッチン排水口で生ゴミを処理できるディスポーザーは浄化槽が必要なためマンション(集合住宅)でなければ設置しにくく、また、宅配ボックスなどの充実した共用設備などは、戸建てにはないマンションならではのメリットといえます。
逆に戸建ては太陽光発電などを設置しやすいメリットがあります。


[ セキュリティ ]

マンションは、2段階のオートロックに加え、警備会社との提携による24時間オンラインセキュリティシステムを採用しているところも多く、大規模のマンションでは警備員による24時間有人管理なども珍しくありません。防犯カメラやセキュリティエレベーターなども著しい進化を遂げています。
戸建ての場合は、窓などの開口部が多いため、戸締まりには気を配らなくてはなりません。


[ 間取り・広さ ]

マンションは、戸建てでしばしば見られる階段スペースや階段下などのデッドスペースなどがなく、初めから効率的な間取りにデザインされています。
一方、戸建てはリビングなどのパブリック空間と個室などのプライベート空間を分けやすい点が長所です。注文住宅ならば、思い通りの自由な間取りも可能になります。


[ 日当り・眺望 ]

中高層のマンションは日当たりと眺望の良さに大きなメリットがあります。タワーマンションでなくても、中高層階では開放感のある暮らしが実現されることが多いものです。
一方、戸建ては南側に建物があるかないか、隣家との距離がどれだけ離れているかなどの条件によって、日当り・眺望に大きな影響が出てしまいます。南面に空間があれば日当りは確保できますが、高台などでない限り、眺望は期待しにくいのが実情です。


[ ご近所付き合いやゴミ出しについて ]

マンションでは、24時間ゴミ出しができる便利なマンションも多く、基本的に管理会社が管理してくれるので必要以上にご近所付き合いを気にする必要がありません。一方で、特に新築のマンションの場合は、比較的同世代の子どもも多く、子ども同士のコミュニティは作りやすい環境といえます。
戸建ての場合は、ゴミ集積所の清掃当番などが持ちまわり制である場合など、ある程度の近所付き合いと円滑なコミュニケーションが必要です。


[ 暑さ・寒さ ]

マンションは、大部分がコンクリートでできていますので、断熱・気密性能に優れています。しかも、上下左右を囲まれている住戸は冬でも比較的暖かく快適に過ごせます。

[ バリアフリー ]

マンションは、共用部、専有部ともにバリアフリー設計を採用しているところが多いので、お年寄りや小さなお子様まで、幅広い世代の安心と暮らしやすさを実現しています。戸建ての場合、二階建て以上の建物には階段があり、特にお年寄りや小さなお子様にとっては、階段の上り下りは大変な負担となる場合があります。


[ メンテナンス ]

マンションには管理組合があり、共用部分や外観の修繕及びメンテナンスは管理会社に委託しているのがほとんどです。修繕積立金による対応なので、定期的なメンテナンスが実現でき、急な出費も少ないというメリットがあります。

[ ローンの支払額 ]

同じ住宅ローンでも、戸建てに比べてマンションの方が長くローンを組める場合があります。これは建物の寿命と関係するのですが、返済期間が長くなれば月々のローン支払額を軽減できるというメリットがあります。 ただし、返済期間が長くなると、結果的に総返済額が多くなるというのも現実です。