木造軸組工法

省令準耐火構造は火災に強い。

耐火性の主なポイントは「素材」

類焼(もらい火)にも延焼にも強い「省令準耐火構造」。

耐火構造概念図

「省令準耐火構造」標準仕様です。

  • 外壁・軒裏は防火構造。
    近隣火災時の類焼を防ぎます。

    外部からの火が一定時間侵入しないよう、外壁と軒裏を防火構造としています。

    ■概念図

  • 壁・天井の石膏ボードが
    他室への火の拡大を遅らせます。

    各室の壁と天井を不燃材の石膏ボードで覆い、他室への延焼をできる限り遅らせます。

    ■概念図

  • 石膏ボードが
    火の通り道を遮り、延焼を抑えます。

    壁の中や天井裏など、火が伝わりやすい通り道を遮り、燃え広がりを抑えます。


    ■概念図

  • 木は火災に強く、強度を失いにくい素材。

    一般的に、木より鉄の方が火に強いと思われがちですが、木は燃えると表面にできる炭化層が内部への火の通りを抑え、長時間強度を保つとされています。

    木材は表面に炭化層をつくるため、中心部まで燃え進みにくく、長時間強度を保つとされています。

  • ■イメージ
耐火性能にすぐれたグラスウール。

グラスウールは、国土交通省から不燃材として認定されている数少ない断熱材。長時間高熱にさらされても変形や劣化が少なく、延焼や類焼を最小限に抑えます。またガラスが主原料のため、煙や有毒ガスを発生させる危険が少ないとされています。

画像提供 硝子繊維協会 イメージ
木の発火を遅らせる石膏ボード。

壁や天井の全面に使用した石膏ボードには約21%の結晶水が含まれ、火災で熱が加わると熱分解により結晶水を放出します。

そのため火災時も天井裏や壁の内部の温度が上昇しにくく、構造材が発火点に達する時間を遅らせることができます。

省令準耐火構造仕様は火災保険料もお得。

火災保険区分には、
M構造(マンション等)・T構造(耐火)・H構造(非耐火)の、3つの区分があります。

「省令準耐火構造」は、耐火構造や準耐火構造と同じくT構造となり、非耐火構造の建物と比べて保険料は割安になります。

  • 火災保険料の比較(東京都の例)
  • 地震保険料も割引が見込めます

※設定条件1○保険種類:GK すまいの保険○建築年月:2022年10月○構造級別:T構造○建物形態:記名被保険者所有/独立住宅(一戸建)の一棟全体○専有延面積:99.35u○建物契約に含まれる物:建物の基礎(含む)、門・塀・垣(含む)、物置・車庫等(66u未満)(含む)○適用割引:地震耐震等級割引(3級・50%)、住宅購入者割引※設定条件2○保険種類:GK すまいの保険○建築年月:2022年10月○構造級別:H構造(非耐火)○建物形態:記名被保険者所有/独立住宅(一戸建)の一棟全体○専有延面積:99.35u○建物契約に含まれる物:建物の基礎(含む)、門・塀・垣(含む)、物置・車庫等(66u未満)(含む)○適用割引:地震耐震等級割引(3級・50%)、住宅購入者割引※当試算は三井住友海上火災保険株式会社 フルサポートプランによるものです。※保険料は地域や保険会社によって異なります。※保険料および保険料の割引は、将来変更になる可能性があります。(本内容は2022年10月現在のもの)※保険期間は以後自動継続。別途保険料がかかります。

※物件により一部仕様が異なる場合があります。詳しくは係員にお問い合わせください。