●地盤
強度の強い建物づくりには、強固な地層を支持地盤とすることが重要です。『グランドヒルズ成城』では、地下約23m〜24m以深、N値※60以上の泥岩層を建物を支える支持地盤としています。
●基礎杭
『グランドヒルズ成城』では、この泥岩層にアースドリル工法により、N値60以上の支持地盤に39本全ての杭を打ち込んでいます。
※N値とは標準値貫入試験で調査棒を深さ30cmまで貫入させるのに必要な打撃回数の値。数値が大きいほど固い地盤になります。
主要な柱部分には帯筋の接続部を溶接した、溶接閉鎖型帯筋を採用しました。(一部除く)溶接による安定した強度の確保によって、地震時の主筋のはらみ出しを抑制して、柱の拘束力を高めます。
コンクリートの耐久性を高めるため、セメントの重量に対する水の重量の割合を50%以下に設定しています。水・セメント比が小さくなるほど、強度が大きくなる傾向があるといわれています。
主要な壁・床の鉄筋は、コンクリートの中に二重に鉄筋を配したダブル配筋を採用しています。(一部除く)シングル配筋に比べより高い耐震性を確保します。
『グランドヒルズ成城』では、鉄筋を包むコンクリートのかぶり厚を、建築基準法に定められた数値より原則約10mm厚く設定しました。コンクリートのかぶり厚が厚いほど、鉄筋の錆びを長期間にわたって抑制しやすくなります。
住居を二重天井・二重床とすることで、配管・配線のコンクリートスラブへの打ち込みを減らし、将来のリフォームやメンテナンスへの対応にも配慮しいています。
『グランドヒルズ成城』では、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質法)」に基づいた、「住宅性能表示制度」による性能評価を受けています。従来分かりづらかった住まいの性能について、国土交通大臣登録の住宅性能評価機関が同じ基準で、等級(数値)をつけるというものです。