国が主体となって改革を行う「国家戦略特区」の一つに位置づけられている虎ノ門エリア。地下鉄の新駅や空港バスターミナルによる交通結節機能の強化、快適な国際ビジネス環境や緑のネットワークの整備などさまざまな再開発が進められ、国際レベルの機能を備えた東京の新たな拠点へと進化を遂げようとしています。
【ピンチアウトで拡大表示ができます。】
計画区域は約8.1ヘクタール。中心に広場を配置した緑豊かなランドスケープを持つ広大な規模の街づくりです。メインとなる64階建タワーの高さは約330mで「あべのハルカス」を抜いて日本一の超高層ビルになり、「アマン」とのパートナーシップによる都市型レジデンス「アマンレジデンス東京」日本初進出のラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」など話題も豊富。さらに、約4,000uの大規模なフードマーケットや都内最大級のインターナショナルスクール、延床面積約9,000uのミュージアムやギャラリーなどが予定されており、周辺環境に大きなインパクトを与えることになります。
2020年6月、東京メトロ日比谷線に56年ぶりの新駅「虎ノ門ヒルズ」駅が誕生しました。虎ノ門ヒルズは2014年の「虎ノ門ヒルズ森タワー」に続き、2020年1月には「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」が誕生。さらに、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」および「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が加わり区域面積約7.5ha、延床面積約80万uに拡大し、六本木ヒルズに匹敵するインパクトを有する国際複合都市へと進化しました。
オフィスと商業施設を擁する地上36階建ての超高層複合タワー。東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」と地下通路で連結し、1階には空港リムジンバスや、都心部と臨海部を結ぶBRTが発着可能なバスターミナルも設置、湾岸方面や羽田空港へのアクセスも向上し、世界と都心部を繋ぐ新たな「東京の玄関口」になっています。また、これまで多店舗展開をしてこなかった名だたる東京の人気飲食店26店舗が集まる「虎ノ門横丁」をはじめ、スーパーマーケットや物販フロアなど商業空間も充実しています。
「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発される都市再生プロジェクト。地上49階建、高さ約265mの超高層タワーには、基準階約1,000坪のグローバルレベルのオフィスや、広場と一体になった商業施設、国際水準のホテルなどが誕生。最上部にはビジネスイベントに対応するフォーラム、ギャラリー、レストランなどを有する多機能複合施設が開業しました。
虎の門病院・国立印刷局・共同通信会館の機能を再編することで、国際化に対応した高機能オフィスを実現するとともに、安全で快適な歩行者ネットワークの形成を目指した再開発事業です。地上38階建のオフィスタワー1階〜3階には、店舗や多言語に対応した保育施設のほか、オフィスワーカーの日常生活をサポートする「(仮称)虎ノ門国際ビジネスセンター」の設置が予定されています。
世界と日本のゲート機能を担うことを目指し、「快適」「洗練」「多様」「交流」をキーワードに、多彩なビジネス・交流機能を複合したプロジェクトです。その中核となる神谷町トラストタワーの高層階には、マリオット・インターナショナルの最高級グレードホテル「EDITION」が日本初登場。フィットネスやスパ、ダイニングを備え、洗練されたラグジュアリーライフスタイルを提供します。
千代田区大手町から移転してきた気象庁虎ノ門庁舎に「港区立みなと科学館」と「気象科学館」がオープン。1階に常設展示コーナーや実験室、工作室、多目的体験ホール、2階にスクリーン径15m、席数121席のプラネタリウムホールが設けられています。また、区立幼稚園、小・中学校における学校教育の充実・振興を図る港区立教育センターも併設されています。
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結というエリアの玄関口ともいえる立地に誕生したオフィスビルです。地上と地下には駅前広場が整備され、安全性と利便性を兼ね備えた歩行者ネットワークが形成されています。