
綾瀬駅東口周辺地区地区まちづくり計画では、地区の将来像である「未来につなぐ豊かな暮らしと賑わいのあるまち」の実現に向け、土地利用の方向性である土地利用計画、道路・通路及び沿道整備の方向性であるネットワークを示しています。
駅前通り沿道と公園通り沿道のシンボル軸を中心に駅前の交通利便性の向上を図りつつ、連続した店舗誘導をはかり回遊性の高いにぎわい空間の創出と、安心安全で緑と調和した街並みを促進していく。これらの取り組みにより、足立区の顔となる、魅力ある市街地環境の形成を目指す。
建築物の敷地面積の最低限度を定めることにより、狭小宅地やペンシルビルを防止し、土地の有効活用と良好な生活環境の保全を図ります。
道路の沿道と隣地の境界では、敷地規模に応じた一定の壁面後退により、ゆとりある空間の創出を図ります。
道路に面して垣又はさくを設ける場合は、生け垣または植栽を施した透視可能なさくとなっています。
街路樹の緑と建物が調和する街並を創出するため、高彩度の色彩の使用を制限します。また、建築物に付随する屋外設備は、建築物との一体化や遮へいにより外壁面の露出を避けるなど、景観や眺望に配慮します。
「綾瀬」駅東口エリアでは街づくり計画が進行し、そのシンボルとなるのが地上32階建ての「シティタワー綾瀬」。隣接地には、東綾瀬公園と一体的に整備される「交通広場」※1が計画され、歩行者の安全に配慮した道路の整備とともに、賑わいの回遊性を創出しています。
コミュニティバスとタクシー乗り場を「交通広場(2025年3月工事完了予定)」※1に集約。バス、タクシー等の滞留空間を整備することで交通量が抑えられ、駅前通りにゆとりある空間を創出します。
通学校の「綾瀬小学校(約330m/徒歩5分)」では、老朽化した校舎のリニューアルが完了。子どもたちの安心安全や先進設備の充実、環境配慮をはじめ、地域の防災拠点としての機能も充実させます。
2022年度に改築新校舎の落成と、創立60周年を迎える綾瀬小学校。安全面やバリアフリーに配慮したユニバーサルデザインをはじめ、情報ネットワークの整備やICTの活用など、多様な授業形態に対応可能な設備を整え、太陽光パネルなどにより環境教育の場となる施設づくりを行なっています。
1964年の開校以来、東中という通称で親しまれてきた東綾瀬中学校。2022年度に解体し、24年度の完成を目指すリニューアル計画が進行中です。校舎内のICT環境を整備し、5階には屋上プールや太陽光発電設備を設置。地域の防災拠点として防災備蓄倉庫や非常用発電設備も整えます。